詐欺もあるって本当?NFTゲームを安全にはじめるための心得

NFTゲームブログ

NFTの注目度とともにそれに便乗した詐欺も増えてきているので注意が必要です。
 

Play to Earnで遊んで稼ぐ

従来のゲームではe-sportsのプロプレイヤーではない限り、普通にゲームをプレイして、現実的な収益を得ることは難しいものでした。ところがブロックチェーンがさまざまな場で利用されるようになり、今や誰もが遊んで稼ぐことができるようになったのです。

それがNFTを利用したブロックチェーンゲームであり、NFTゲームとよばれています。

ゲーム内では仮想通貨による取引が主流となっており、そこで稼いだ仮想通貨を日本円に換金することで収益になります。

ブロックチェーンはハッキングされにくいというメリットがあります。自律分散型といわれており、これは取引の流れの把握、管理をブロックごとにおこなうため、金融機関などが間に入っての仲介や中央の存在自体がない状態です。暗号技術によって取引履歴などはそれぞれ参加者によって管理されているためコピーや改ざんが非常に難しいというのが理由です。

また自律分散型であることは、システムダウンなどの心配がなく、システムが止まらない構造となっています。このようにさまざまなトラブルが少ないと考えられているからこそ、安心してNFTゲームでのPlay to Earnが実現化しているのです。
 

NFTに関する詐欺

安心材料が多いはずのブロックチェーンによるNFTやNFTゲームですが、詐欺が多発していることを知っているでしょうか。ここからは、どのような詐欺があるのかを紹介します。

なりすまし詐欺

これは古くからある詐欺で、運営や公式、ユーザーを装ってコンタクトをとろうとする詐欺です。個人の情報を抜き取るためのページに飛ばしたり、パスワードや重要な情報を入力させたりします。SNSでDMを送ってきたり、メールでのアプローチ、公式に寄せた偽アプリなどさまざまなパターンがあります。これはNFTやNFTゲームに限ったことではなく、日常生活の中でも多くみられる詐欺といえます。

フィッシング詐欺

インターネットのユーザから経済的価値があるユーザ名、パスワード、クレジットカード情報などを奪うことを目的とした詐欺行為で、典型的なものとして信頼されている主体になりすましたEメールを送り付け、偽のWebサーバに誘導することが多いです。

有名なNFT取引Webサイトを装い、NFTに関連するオファーなど、偽のEメールを送信してきます。またハッキングされた、や、誰かがあなたのアカウントにログインしようとしています、など不安を煽るようなセキュリティアラートのEメールの場合もあります。

それらのメールを開封してしまうと、フィッシングWebサイトにジャンプします。ユーザーの重要な情報を入力するよう誘導します。  

22年2月、NFTマーケットプレイスのOpenSeaは、ユーザーを狙ったフィッシング詐欺により、合計32件のユーザーアカウントから総額3.6億円以上(300万ドル)に相当するNFTが不正流出したことを公表しました。

ギブアウェイ詐欺

公式やNFT取引Webサイトを装ったものやユーザー企画のような形で無料のNFTの受け取りをオファーをしてきます。その際にウォレットの秘密鍵などを入力させ、それを盗み取ることを目的としたものです。

偽のNFT

こちらはゲームに関するNFTやトークンと偽り実際はただの画像をマーケット内で販売し、いわゆる偽物を買わせようとする詐欺です。見分けることが難しい詐欺であり、注意が必要です。  

アカウントの売買や乗っ取り

アカウントを乗っ取られて資産を持っていかれてしまったり、もう不要となったゲームアカウントを売ることでさまざまな重要な個人情報が知られてしまいます。同様に、ウォレットをハッキングされることもあります。

NFTスキャム詐欺

こちらは奪い取り詐欺といわれています。取引に手数料がかかるマーケットプレイスを介さず、個人間での取引を行った場合にトークンを支払ってもらえないという詐欺です。
 

なぜ詐欺が増えているのか

NFT自体はブロックチェーンに守られていることで、コピーや改ざんが難しくハッキングされずらいものです。そのためあの手この手を使って詐欺を働こうとするものが多く、NFTだからこその詐欺も出てきました。

またNFTやNFTゲームは最新の技術であり、それほど世の中に認知されていないという点で、NFT歴が浅く十分な知識を得ていないひとたちの中には、詐欺と気付くことができないことがあるのです。

Play to Earn(遊んで稼ぐ)というインパクトが強いため、誇張された広告なども多くみられます。「誰でも稼げる」や「月に~万稼げる」など興味をひくような広告も詐欺の可能性が高いといえます。

NFTゲームに限らずインターネットを利用する生活の中で見られる詐欺もあります。いかにも怪しいメールや広告を見かけたことがある人もいるのではないでしょうか。その延長でNFTの詐欺がおこなわれていることもあります。

こちらが対策をしても日々手を変え品を変え、さまざまな手口の詐欺が発生することも考えられます。普段から、気を付けることがなによりも大切です。
 

NFTゲームを安全にはじめるための心得

NFTゲームを始めたいけれど、どれが安全でなにが詐欺なのかわからない…という場合もあるでしょう。詐欺に合わないよう安全にNFTゲームを始めるために必要な心得を紹介します。

NFTやNFTゲーム、ブロックチェーンについて学ぶ

内容や仕組みを知ることである程度の対策が可能となります。自分が正しい行動の選択ができるかどうかで詐欺にあう可能性を低くすることができるでしょう。例えば、NFTの相場。出品されている他のものより異常に価格が安い場合などは詐欺を疑ったほうがいいかもしれません。

SNSのDMに気をつけましょう

見た目が正当であると感じでも、不明なソースからのリンクをクリックしたり、お金を要求する「友達」のDMやNFTプロジェクトの「広告」をクリックしたりしてはいけません。実際にOpenseaを装うメールに貼られたリンクにアクセスした人が、ハッキングされNFTを盗まれるという事件が起こっているのです。突然届くDMはほぼ詐欺だと思っていいでしょう。

見慣れないURLやファイルは開かない

正当なURLに見える場合でも、不明なソースからのリンクや添付ファイルは絶対にクリックしないでください。不明な場合にはプラットフォーム会社の公式ウェブサイトにアクセスして、直接サポートを受けてるようにしましょう。必ず、URLをよく確認し、また正しいサイトをブックマークしてそこからログインすると安心です。

身に覚えのないトークンやNFTには触れない

景品や期間限定のオファーは安易に受け取ってはいけません。使用している公式Webサイトがこのようなものを提供しているかどうかを確認してから受け取るようにしましょう。

フリーwifiは使わない

暗号化されていないフリーWi-Fiでは、通信内容を盗み見られる危険性が高まります。また、フリーWi-Fiは誰でも接続できるネットワークであるため、サイバー犯罪者のような利用者が接続して潜んでいる可能性は否定できません。

極力スマホではなくPCでの管理をおすすめします

スマートフォンの盗難のリスクが高いことは知っていますか?盗難ではなくても、落としたりなくしたりしてしまう可能性があります。自分のスマーフォンが誰かの手に渡ってしまったときのことを考えると、スマートフォンで仮想通貨を管理することはおすすめできません。比較的、盗難リスクや落とす、なくすといったリスクがひくいPCでの管理をするようにしましょう。
 

まとめ

まずは知識を身に付けましょう。被害にあわないためにはとても重要なことです。何かがおかしいと感じたら、迷わず運営に問い合わせることも必要です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました