ブロックチェーン技術によってNFTがとても盛んとなり、デジタル資産に今までにはない価値を見出せるようになってきました。それはブログや記事にまでも広がってきています。
インターネットの変化
以前のインターネットといえば、情報の送り手と受け手が固定され、送り手から受け手への一方的な流れ、マスメディアのような役割でした。いま現在、全世界で多くの人が利用しているインターネットはweb2.0と言われています。これは2000年代後半において、ウェブの新しい利用法を指す言葉として使われています。そしてこの先、多方向からのアプローチが可能なweb3.0の時代に突入してきています。
web2.0とは
web2.0とは、誰でもウェブサイトを通してコンテンツの配信が可能となり、自由に情報を発信できる双方向からの利用状態のことを指します。ロボット型の検索エンジン、SNS、ウィキ、ビデオゲームストリーミングサイト、電子掲示板、ブログなどの新しいタイプのオンラインアプリケーションが代表的なweb2.0の定義ともいえます。
また通信状態や回線速度、安定性が大きく改良されたこで、世界中の人が簡単にインターネットを利用することができるようになりました。低価格の回線もあらわれ、より多くの時間をインターネットに利用することができるようになったのです。
ところがweb2.0ではSNSやクラウドサービスを提供する企業が多くのデータを所有している状況となっており、そこにほとんどのデータが集められている中央集権化となっています。運営会社の方針でサービスが停止になったり、アクセスできなくなったりすることがあるのはそのためです。
それ以外にも一方的な判断によって書き込みの制限がされたり、言論の自由が認められない、プライバシーの侵害にあたるなどの点で、ユーザー側がなにもできない状況があります。
Web3.0とは
個人のもつ情報をユーザーが管理することができるようになるため、プライバシーなどが守られやすくなります。これはつまり、中央集権型から分散型への動きであり、このような状態をWeb3.0といいます。
またブロックチェーンなどのネットワークを利用することで、不正アクセスや情報の漏洩、データの改ざんなどができにくくなります。Web2.0で起こっていた、言論の自由などの問題の解決につながります。分散型によって管理が個人になることで、運営や管理者が存在しない状況になります。監視や検閲がなくなるため、個人が持つ情報は運営や管理者から妨害されるようなことはなくなります。
運営や管理者がいないということは、マージンの搾取からも解放されることになるわけです。
Web3.0はメタバースやNFTなどの最新テクノロジーと非常に親和性が高いことがわかっています。そのため今後どんどん発展していくものと考えられます。
このようにインターネットは次第に変化をとげてきました。そしてこれからくるであろうWeb3.0の世界にむけたサービスがすでに展開されていることを知っていますか?
ブログメディアHiDE(ハイド) とは
ブログメディアHiDE (ハイド)を知っているでしょうか?ブロックチェーンを利用した分散型のブログサービスのことです。今までのブログサービスとの違いは、分散型(上記参照)であることです。HiDEはのコンセプトは「持続可能に稼げるブログ」です。記事をNFT化することでさまざまなメリットがうまれるのです。
記事をかくことで報酬を得ることができる
記事をかいて共感してもらえたり、応援してもらえるようになると、報酬、またはJPYCという仮想通貨でその記事に対しての投げ銭寄付を受け取ることができます。またブロックチェーンで持続可能に財源を確保し続けることができます。
ユーザーが自身の方法でデータを保管することができる
記事データをNFT化して保管する以外にも、クラウドやオフラインなど個人で管理することが可能となります。運営によるサービス終了などで、自身のデータや情報を失わずに済むのです。
運営や管理者がいないことで手数料を搾取されない
プラットフォームを利用したブログサービスではサーバー費などを理由に支払いが生じていました。運営や管理者がいないことでそれらの費用が一切不要となります。ユーザーの負担はゼロということになります。
SEOに関係なく自由なコンテンツの発信で稼げる
SEOとは検索エンジンが適切な結果を反映させていくことを指します。サイトのアクセス数を増やす、または検索順位をあげるためにどのようなブログを発信するべきかなどを考える必要がありません。自分の発信したい記事で稼ぐことができるのです。
袋とじ機能
記事の中に袋とじ部分をつくることによって、投げ銭がないと読めない部分をつくることができます。袋とじ部分が読みたい読者は投げ銭をすることになります。それも財源のひとつとなるわけです。
報酬はプリペイドカードなどに
仮想通貨での投げ銭は即金で受け取ることが可能です。それらを日本円としてVプリカでVisaカードでの買い物などができます。また投げ銭に対する還元率を自身で設定することもできます。
HiDEはSEOや広告に依存するこれまでのビジネスモデルを排除し、運営をなくしました。よって、個人の報酬が永続的に循環するというシステムが可能となったのです。ブロックチェーン技術は非常にセキュリティに優れているため、ブログ記事のNFTにも最適といえるのではないでしょうか。
またブログ投稿者はJPYCの投げ銭を受取ると、JPYC Appsにおいて1円以上のamazon商品の購入等に利用することができるようになりました。(2021年6月現在)
※報酬や投げ銭にはJPYCという仮想通貨が使われるため、Walletとして、MetaMaskなどの事前の準備が必要となります。
まとめ
このように、ブロックチェーン技術とNFTの浸透によって、ブログなどもアートなどと同様にNFT化することができます。
ユーザー自身の手によってデータを保管することができ、ユーザーへかかるコストは減ります。そのうえ、自由な発想や発言で記事を発信、報酬を得ることが可能となり、個人が収益を得るチャンスが増えたといえるでしょう。
一方で誰でも自由に発信できる場としてクオリティが失われるという不安要素もあるのも事実です。
世の中は自由にデータを共有できるインターネット環境へと変わりつつある中でHiDEはWeb3.0の時代に沿った分散型の魅力的なモデルといえるのでないでしょうか。うまく利用することで、財源を増やすこともできるのです。
興味がある方はぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
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